振り返り記事お休みで、現在(2024年2月)についての近況エントリーです。
2022年5月に乳がんの全摘+同時自家組織再建手術を済ませ、1年8ヶ月が経ちました。
(同年10月の補助的手術からは1年3ヶ月)
引き続き振り返り記事はお休みで、今回は「個人事業主になって初めての確定申告をしてきたよ」の2話目です。
病気を機に在宅勤務を考える方は多いかなぁと思います。
現在白色申告かつ130万の壁越えをしないつもりの、あくまで私のパターンでありますが、もしも個人事業主の内情がどなたかのお役に立てたら何よりです。
まずは「相談」のブースへ
前回は確定申告の予約から始まって、前評判と異なり当日意外とすんなり会場まで進めた、というお話でした。
予約時間より15分も前なのに、会場の相談ブースに入れてもらって感謝。
2階の「相談・申告」会場に入ると必要書類の入ったファイルを手渡され、相談ブースへ向かいます。
会場は大きな大きな会議室を確定申告会場の用途でセッティングしてあり、相談ブースは選挙の投票所のようなスタイルでした。
人ひとりが立って書き物ができるデスクが対面して並んでおり、その間を税務署の職員さんが行ったりきたりして質問に応じるシステムです。
「相談」だけする人はここで用が済み、「申告」までやってしまいたい人はこの先のルートに進んでいくんですね。
私はスマホを使って申告までこの場で済ませたいと思っており、「ステップ1」として相談ブースに入りました。
職員さんは各ブースの質問に順々に答えていく合間に「少しお待ちくださいね」と声かけしてくれました。
その間、まず名前や住所、連絡先、それから何年の何税の申告をしたいのか、などを記載。
職員さんはとても忙しそうでした。でも笑顔を絶やさず、待っている人への気遣いも忘れず、一生懸命やってくれていましたね。
どんなに人手があってもこの時期は足りなくなってしまうんだろうな。本当にお疲れさまです。
「事前準備」「経費」「130万の壁」の謎が解ける
次に「決算書等入力票」を記入します。
こちらは次の「申請」ステップでスマホを使って入力する内容を予め書き出しておく、というものです。(つまり下書きであり、持ち帰るもの)
表の「売上金額・売上(仕入れ)先の確認」には、個人事業主になってからの売り上げ(収入)金額を月毎に記載。
裏は「必要経費の確認(各種経費)」になっていて、こちらには個人事業主になってかかった経費を記載します。
ん?
売上、、、売上って厳密にはどの金額になるんだろう。実際に稼いだ金額?そこに消費税は含めないのかな??
とまぁ、そんなことも質問するまで確信を持てずにいたんですけどね。
答えとしては「実際に稼いだ金額」+「消費税」です。
売上(収入)金額は、サービス提供の対価として得られるもので、消費税を含みます。
というわけで、売上の表には「実際に稼いだ金額」+「消費税」の合算を書き入れていきます。
(後の申請で使うので、待ち時間で年間の合算もしておくとスムーズ)
続いて裏面は経費です。
「自分が記載した経費がどの科目に該当するか」というところを覚書しておきますね。
タクシー代等の交通費 → 「旅費交通費」
スマホやPCの修理代 → 「修繕費」
モニター等の電子機器の購入費 → 「消耗品費」
でもって該当する科目がないため、ミーティングに使った飲食費は「会議費」、仕事で使った本代は「書籍費」と追記しました。
もちろんこれらは、各科目ごとの合計金額を記載します。
(特に欄はないけど、後で使うので経費総額も合算しメモっておこう)
あとは職員の方に現状を伝えると、チェックシートにどんどん書き入れてくれます。
例えば、申告する(持参した)支払調書や源泉徴収票の枚数など。
余談ですが、職員さんがシートの「給与所得」に〇をつけてくれたので、「あ、事前準備でつまづいた ❝①取得したい証明書等の選択❞ は「給与」にチェックすればよかったのか」と思いました。(前回書いたマイナポータル事前準備の件)
それから前々から気になっていた、「税制で言うところの130万の壁というのは、どの金額を合計して130万円未満でなければならないのか」も質問できました。
答えは「実際に稼いだ金額」+「消費税」-「経費」です。
なるほど。たとえ額面が130万以上になったとしても必ず壁を越えるわけではないんだな。
個人事業主になると、パソコンや周辺機器、交通費、会議費(ミーティングでの飲食費)も経費に計上できるので、「領収書はこまめに取っておこう」と思いました。
事前に税務署に行っておけばスムーズ
こうして相談は終了(次は申請に移動)。ここまでで30分かかっています。
でも、私は元々予約時間より15分早く会場に入れてもらっています。
質問の合間合間に空き時間ができますが、書類を見返しながら職員さんを待つことに何も問題はありませんでした。(急いでいるのかバンバン職員さんをつかまえて進めていく人もいる)
とはいえ「一つ質問をして書き入れて、また質問をして書き入れて」だとどうしても時間がかかるので、訊きたいことをまとめておき、クリアにした後で一気に記入できるとスムーズですね。
まぁ待ち時間を差し引けば相談している時間は実際10分もないので、もっと言えば、時間を捻出できる方は確定申告前の期間に税務署に行って予め相談することをおすすめします。
そういえばお隣ブースにおじさまがいらっしゃって(実年齢はおじいさまかな)、ご自身と奥様のあれこれを質問するのに時間がかかっていました。
それでもイライラすることなく、穏やかに職員さんが巡ってくるのを待ってらっしゃってね。
最後に「終わった、、、膝いたい、、、」とつぶやいていたのを聞いて、折り畳み椅子貸してあげたかった!!と思いましたよ。
次回は実際にスマホ「申請」をしたお話になります。