がんにならないに越したことはありません。
そう思いつつも、「これはがんに罹患したから得られたことかな?」と思える気づきや出来事を綴っています。
周囲への乳がん報告と「疑似家族小説」
2022年4月。D病院からの入院日時確定連絡を待つばかりのこの頃。今々必要な人に乳がんの報告をしました。「疑似家族もの」好きの性質とこれまでの人生を照らし合わせた気づきや、今村翔吾、榎田尤利の「疑似家族小説」の面白さについて書いています。
90歳絶筆の葛飾北斎と、荒木飛呂彦の修行
乳がん手術から約1年が経ち、なかなか元気に過ごせています。2023年G.W.には長野に行ってきました。北斎館と岩松院を巡り、葛飾北斎の晩年の大作に圧倒されました。そして北斎の数々の作品を観て思い出したのは荒木飛呂彦先生の言葉でした。
「乳がんだったよ」と友人に知らせるタイミング
2022年5月に乳がんの全摘+同時自家組織再建(腹部)手術を済ませ8ヶ月。大学時代の友人が抽選に当たり、さよならシャンシャンで上野動物園に行きました。「実は乳がんだったんだ」と友人に告げるのは7人目ですが、言い出すタイミングは毎回迷います。