区の無料受診券で「子宮体がん検査を受けたお話」

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振り返り記事お休みで、現在(2024年2月)についての近況エントリーです。
2022年5月に乳がんの全摘+同時自家組織再建手術を済ませ、1年8ヶ月が経ちました。
(同年10月の補助的手術からは1年3ヶ月)

ご覧いただいている皆さま、お元気ですか?
雪が降ったり春めいたり、忙しい2月ですね。
余裕がなくて更新できない中、覗いていただいてありがとうございます。

振り返り記事は、記録や頭の中を掘り起こして書いていくので、どうしても時間がかかってしまうので、、、
自分自身「これは助かった~」と思う、乳がんサバイバーの方にも役立つだろう情報を載せていきますね。

今回は「区の子宮がん検診(無料)のおかげで5,000円もの検査費が浮いて助かった!」というお話です。

タモキシフェンの服用で子宮体がんのリスクが上がる

乳がんは大きく二つに分けられます。
女性ホルモン(エストロゲン)が作用する場合と、そうでない場合。
(乳がんサバイバーなら周知の事実ですが、私は自分が病気になるまで全く知らなかったので書きますね)

私は前者の女性ホルモン感受性のある、ホルモン陽性乳がんです。
つまり女性ホルモンを栄養として育ってしまう乳がんですね。

(「ルミナ―ル」と呼ばれるようですが、受診中一度もこんな言葉聞かなかったなぁ)

なので、乳がんを全摘した後は、がんを増殖させないために女性ホルモンを抑える薬が必要になるのです。
私の場合は、内服薬のタモキシフェンを処方されています。(注射薬を使う方も)

どの薬にもメリットがあればデメリットもあって、この薬も同様です。
副作用にホットフラッシュや中性脂肪の増加等々ありますが、その中の一つに子宮内膜異常があります。

つまり「子宮体がん」を発症する率が高まるんですね。
数値を見てみれば些少ともいえるリスクです。自分の場合はメリットの方が大きいと感じます。
それで、年一回の子宮検査が必須となります。

2022年5月に乳がん全摘手術をした私は8月からタモキシフェンの服用を始め、この年の年末に一回目の子宮がんの検査(頸部、体部)を受けました。

費用は、約5,000円。

おかげさまで子宮に問題はありませんでしたが、「これを毎年受けるのかぁ~、乳がん後のメンテナンスには色々とお金がかかるな」と、心の端っこで思ってしまったのが正直なところです。

「2022年の検査=5,000円」「2023年の検査=無料」

そして一年が経過した2023年の末、2度目の子宮の検査を受ける頃合いとなりました。
(↓こちらにも、ちらっと書いています)

ブログ開設から1年「ありがとうございます」
2023年1月にブログを開設してから一年が経過しました。いつも覗いていただき、ありがとうございます。ちょっと余裕ない状況なのですが、ご来訪いただいている皆さまに、お礼を兼ねて現在の体調を書き残しておきたいと思います<(*_ _)>

で、ですね。
この時、手元に区の子宮がん検診の用紙があったんですよ。

こちらは20歳以上の区民に対して送られる子宮頸がんの無料受診券です。
子宮頸がんの検査はこれまで健康診断で受けていたので、使ったことはありませんでした。

指定の医療機関で受けると無料になるのですが、かかりつけの婦人科クリニックも含まれています。

「ふ~ん」と思って用紙の検査項目をよくよく見てみると、「必要と認められた方のうち、希望者は体がん検査も実施可能」というようなことが書いてあるではありませんか。

(一応書いておくと、子宮頸部とは子宮の入り口、体部とは奥のことです。タモキシフェンによってリスクが上がるのは子宮体がんの方)

もうね、ダメ元で訊きますよね。
子宮体がんの検査に使えるのかどうか。無料になるのかどうか。

まずはかかりつけの婦人科クリニックに予約をして、さらにHPのメール相談でお訊ねしました。

・術後の乳がんホルモン療法でタモキシフェンを服用中
・副作用のチェックで年一回の子宮検査の必要がある
・昨年もそちらで検査してもらい陰性だった
・現在体調的に問題はない
・この状況で、子宮体がんも区の無料検診内で受けられるのか?
・もしダメだったとしたら、頸がん検査とは別の日に自費で受診するつもり

こんな感じです。

もうね、意図が伝わらないと困るので「少しでも検査費用を抑えたいと思ってのお訊ねなので、相談にのってもらえると助かる」とまで書きました。

翌日にはお返事をいただきましたが「医師の判断によるので、当日診察時に相談してほしい」とのこと。

。。。
「使えません」とはっきり言われないっていうことは、意外といけるんじゃね?

で、ワンチャンありそうだと思い受診した当日、↑の件を受付でお話ししてダメ押ししましてね。

結果から言えば、無料受診券で子宮体がんの検査までやってもらえました。
やったー。

もちろん「必要な場合は」体部の検査もできるということなので、判断は先生に委ねられます。

問診表を書きながら現状をお伝えして、いくつか項目がある中で、「体部の検査が必要な場合」のどれに該当するか?というお話になりました。

まぁタモキシフェンは女性ホルモンを抑えるので、服用すると生理不順、というか生理がストップするんですよ。

なので、「月経異常」を指さして「これですねぇ」と訊ねると、「ですかねぇ」という感じ、、、で、ありがたいことに「必要な場合」と相成りました。

念のため帰り際には「お支払いって無しですか?」と確認して「無料受診券を使っているのでありません」と答えてもらい、何かすごーく晴れやかな気持ちで帰路につきました。

自治体によって無料検診の事情が異なるでしょうし、内情の詳細は不明です。

でも諦めずに食い下がってみると「5,000円もかかる検査が無料になるかもよ」っていうお話でした。

タモキシフェンを服用する10年の間、年に一度は子宮体がんの検査を受ける必要があります。
もしも2年に一度無料検診で費用がかからないなら助かるし、事によると今年たまたま無料で受けられたのだとしても5,000円が浮いてありがとうです。

今回随分ごりごり質問したけど、年取ると何かを訊くことに抵抗がなくなるんだよね。
(何なら日本語が通じてラッキーくらいの気持ち)

ただ乳がんの手術の後、長く服薬や検査が必要になっていくケースは少なくないので、節約できるに越したことはないと思います。

皆さまも使えるものは無駄なく使って、どうぞ無理なく健康維持できますように。
あ、今回も子宮検査は異常ありませんでした。よかったよかった。

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