佐藤先生のリツイート。そして最近の体調(タモキシフェン服用8ヶ月)

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2022年5月の乳がん全摘+再建手術から10ヶ月。
同年10月の補助的手術から5ヶ月。

本日は手術前の振り返り記事はお休みで、近況と最近の体調(乳がんホルモン療法・タモキシフェン服用8ヶ月)についてです。

暖かになりましたね。
うららかですね。

平和です。

昨年の今頃は手術の順番待ちで、ハラハラ感がありました。
それを考えると、今大きな憂いなく過ごせることが本当にありがたいなと思います。

さて、前回エントリーで佐藤典宏先生の「ガンとわかったら読む本 (専門医が教えるガン克服の21カ条)」について勝手に熱弁ふるったところ、佐藤先生ご本人からリツイートしていただいてしまいました。

告知後、私を助けてくれた「がん」の本
2022年3月上旬、乳がん告知、MRI検査・CT検査を受けた後は長く不安な時間でした。次の受診で手術方針を決めますが、検査結果を待つ必要があります。その時期に動揺した心を整え、がんと前向きに向き合うノウハウを教えてくれた本をご紹介します。


マ?

ですよ。

私はかれこれ四半世紀近くWeb関係の仕事を渡り歩いています。
が、基本的にTwitterを使うのは情報収集や仕事の時なのです。

だから「そういうシステム」とわかっていても、いざ自分が関わると度肝抜かれるんですよ。。。

こんなに即効でご本人まで感想が届いてしまう。
そして「見たよ」という意思表示をいただけるなんて、一体どういう時代なんだ。
すご過ぎる。
(もっと推敲すればよかった。でも、感謝の気持ちが届いたのなら本当に嬉しい)

そんな古代人の私は、この春から高校生になる次男が、オンラインで見知らぬ国の人と会話しながらゲームする姿を見る度に震撼します。

そして、春休み在来線オンリーで旅する大学生の長男。
「今ここ」と700㎞以上離れた車窓や旅先の写真をリアルタイムで送ってくれるのですが、これにも打ち震えます。

50年生きると、エポックメイキングに次ぐエポックメイキングです。

それこそ今の時代だから、こんなに安全・スムーズに乳がんの手術をしてもらえて、乳房再建(全摘)で健康保険まできくんだよなぁ。
これまで積み重ねてくださった皆さんの経験と努力あってこそなんだよなぁ。

おかげさまで今のところは大きな問題なく、暮らしております(*´人`*)

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸長男が送ってくれた早朝の「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」。エモい。

術後の乳がんホルモン療法を始めたのは2022年8月。8ヶ月が経過しました。
3ヶ月に一回、近所のかかりつけ乳腺クリニックでタモキシフェンを処方してもらっています。

「ホルモン療法」と言うと、言葉のイメージからか「何をやるの?」「大変そう」と思われるようです。
ただ、(自分の場合)やることといえば一日一回錠剤を飲むだけです。
これを7-10年続けることになります。

タモキシフェンは女性ホルモンが作用するタイプ(ホルモン受容体陽性)の乳がん患者に使われる薬です。
女性ホルモン(エストロゲン)が乳がん細胞を増殖させるのを抑制し、乳がん手術後の再発・転移を予防してくれます。

薬が効いているのか、効いていないのか。
タモキシフェンの場合、その効果は「がん細胞の増殖を防ぐ」なので、ここは長い目で見ないとわからない部分だと思います。

逆にデメリットは目につくものですよね。
どんな薬も同様ですが、タモキシフェンにも当然副作用があります。

代表的なものは月経異常やホットフラッシュといった更年期障害様症状。
そして子宮体がんのリスクの上昇があります(要定期検査)。

私も服用を始めてから「副作用かな?」と思う体調の変化がありました。

取り分け「え、聞いてないよ」とびっくりしたのが、血圧の急上昇と、白内障の所見が出てきたことです。
調べると「副作用」に書いてあるんですねー。

これまでまったくそんな気配はなかったのでびっくりです。

上の血圧で言えば、ずっと110台だったものが最高で151いきました。「身長測定…かよ」と慌てましたよね。

タモキシフェンは生理を止めにかかってくるので、女性ホルモンの急激な低下であれこれ起こってくるのかなと思います。
とはいえ年齢的に更年期とかぶっているので、何が理由なのか、しかとはわからないです。

 

ただ結論から言うとこの症状、ちょっと落ち着いてきているように思います。

2022年8月 タモキシフェン服用を開始
2022年12月 高血圧(最高151)・白内障の所見
2023年3月 血圧がやっと下がってきて(最高119)、目の見え方も少し回復?

というような感じです。
自分の場合は、服用から4ヶ月で不調がピーク、8ヶ月で緩和してきた形です。

各副作用については、乳腺クリニックに相談してもそうそう対処してもらえるものではないようですね。
当たり前のことなのですが、血圧なら内科、白内障なら眼科と、それぞれの分野の専門医に診てもらうしかない。

不安な気持ちを抱えていた時、調剤薬局さんが、「副作用はずっと続くわけではなく、数ヶ月すると落ち着いてくるから」と力づけてくれました。(その時130くらいだった血圧を見て、「これくらいなら気にしなくて大丈夫」とにっこり。優しい。。。)

ずっと長くお世話になっていて、これまでの病歴や症状を鑑みて、何くれとなく気にしてくれるのです。
「こういう場所がもっとあるといいな」と思います。

❝ ホルモン療法によって自身が得られる再発、死亡抑制効果の大きさや、副作用とのバランスから継続の必要性についてどう考えるのかなどを、改めて確認していただきたいと思う。副作用が出た時も自己中断するということは避けていただいて、まずはしっかり、ご自分の担当医に相談していただくことが大事かと思っている ❞

(日経BP がんナビ「副作用がつらくてもやめないで! ~乳がん術後のホルモン療法 続けるための第1歩は、つらいと医師に伝えること~」 ❝❞ 引用)

いざという時は担当医に相談し、他の病院、科を受診する(そしてそれぞれの病院との連携で体調を上向かせていく)ことになるんですね。

しかし色々な先生がいるからなぁ。
残念ながら辛さを「わかろう」と意識してくれる先生ばかりでもないからな。。。

副作用がきつめに出る方にとっては、一刻を争うような重大事ですよね。
正直「ここまで生活の質が下がるならやめてしまおう」と考える方がいてもおかしくないと思います。

放射線治療の大変さに比べると、どうしても副作用を軽微に考えられがちなホルモン療法。
しかし何分長丁場の治療な分、心身のケアも大切だなと感じます。

検索してみると、例えばタモキシフェン服用による更年期障害様症状に漢方で対応してくれる婦人科もあるようです。
せっかく回復の道を歩いているのだから、皆少しでも気持ちよく過ごせたらいいなぁと思います。

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