「ステージ1→2」転移なしで全摘即決

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2022年3月上旬、MRIとCTの結果を聞くため、乳腺クリニックに行く日になりました。
仕事後の受診だったため、日が暮れてからのことです。

2週間はやっぱり長かった。
ちょいちょい悶々としちゃいましたね。

とはいえ、佐藤典宏先生の本も読んだし下準備はOK。前の私とは一味違う。
だから「もう何を聞いてもびっくりしない」とか思って臨んだんですけど。

。。。

しましたよ。
しましたね、びっくり。

だって想定より、ずっと大きかったんですよ、乳がんが。

前回(マンモ・超音波で)「1.3cm」と言われたものが、MRI・CTの結果、実のところ「3-4㎝」ある。
しかも、最大で「直径5㎝」の場所もありそうだと。

いやもう。
一瞬何も言えませんでしたよね。

倍?想定の倍以上じゃないですか。マシマシですよ。

いくら心構えしたってね。。。
構え足りないですよねーーーッ。

実はステージⅠ→Ⅱ「現実を受け止めきれないところだよ」

病理結果の説明用紙を見ながら院長先生のお話を聞きましたが、何でも私のがんは「しこりにならず」「モヤモヤ広がるタイプ」で、「見え難い」ようです。

一番「マジか」と思ったのは、予想よりがんが大きかったこと。
(ステージ1→ステージ2)

一番「ラッキー」と思ったのは、今検査した範囲では転移がないということ。
(肝・肺・骨に明らかな転移なし)

説明内容はざっくり言うと、こんな感じです。

・女性ホルモンによって増殖するタイプの乳がんなので、手術後はホルモン療法を受けることになる。
タモキシフェンの服用を最低5年。一般的には7年。できれば10年続けるのが望ましい。

・HER2は陰性なので、抗HER2療法は効果なし。

・抗がん剤使用の有無は場合によりけり。

・術後の全身治療で放射線を受けるなら、5週にわたり25回。

放射線治療の費用は約5,000円。
つまり、5,000円×25回=125,000円かかる計算。

これが、全摘であれば必要なし。

。。。

「全摘」、、、
だな。

幸いなことに今のところ転移がないというなら、「サクッとおっぱい取って125,000円浮かせよう」。
すごい勢いで心のソロバンを弾きました。

しかも全摘した場合は、乳房再建にも保険が適用されます(2023年4月現在)。

私の場合、乳頭部分にはがんがなさそうなので、ここを残して中身を摘出。
さらに「お腹の脂肪を胸に詰める自家組織再建ができますよ」ということ。

もんげー。
現代の医学技術、半端ないスよ。

直後中学時代からの連れ・馬山さんに出したメールを見返すと、「腹肉取って胸ができ、放射線治療をしなくて済む。もう全摘一択だな」と書いてました。(馬山さん完全同意)

ほぼ迷いなかったです。

費用面を一番に考えたわけではありません。
が、手術や治療に関わるお金まわりを含め、この時は院長先生にたくさん訊きました。

術式は先生に、金額は事務に質問するべき?とも思いつつ、「チャンスを逃すまい」とごりごり伺いましたね。

大まかな数字になりますが、この時院長先生がおっしゃった内容はこんな感じ。
(詳細は必ずご自身の担当医にご確認ください)

・全摘手術は三割負担で20~30万円ほど。
・乳房再建をするとプラス十数万円かかる。

※1ヶ月の上限を超えたら高額医療費制度もあるので、年収1,300万円以上のゾーンでなければ、驚くほど高額にはならない。

・入院期間は、全摘手術だけの場合1週間~10日程度。
・全摘+同時自家組織再建する場合は全部で2~3週間。
(先に書いてしまいますが、後者の全摘+同時自家組織再建を選び、9泊10日で済みました。ご参考まで)

・入院中ずっと寝たきりではなく、手術翌日には自分で食事やトイレができるようになる。
・場合によっては入院中、PCを持ち込んで仕事をしている人もいる。
(これも書いてしまいますが、お腹切ったらそう簡単ではないです。再建なしやインプラントの場合はできるかも。でも後悔は全くありません)

・入院の日数が長い理由の一つとして、「手術をすると身体から水が出るため、それを観察したり処置したりという期間が必要」らしい…。
(皮下にたまる浸出液やリンパ液を管をつないで抜く、ということでした)

・基本的には摘出手術と再建は同じタイミングでできる。
・コロナ禍で病院がいっぱいになればその限りではない。
(同時期に入院していた方は、時間を空けて二次再建されてました)




一通り説明を受けた後は、手術する病院を選び予約を入れることになります。
私はD病院に決めていました。

以前に書いた通り、周辺に大病院が多いためちょっぴりだけ悩みました。

生検の結果「乳がんでした」
2022年2月下旬、乳腺クリニックからお電話がありました。「生検結果が出たので、予約を早めて受診しませんか?」と。普通はピンとくる場面なのでしょうか。呑気な私は全く気づかなかったんですよね。「乳がん告知のために受診を早めてくれた」なんて。

最終的にD病院を選んだ理由としては、

・がん治療の症例数が多い有名病院である
・家から徒歩で行ける
・実際に乳がん手術をしたママ友・ココさんから好評

という3点が大きいです。

そして、実は何とこちらの乳腺クリニックの院長先生、週1日だけD病院に勤務しているというのです。

(これは「D病院にします」と言った後に知ったことです。自分の所属する病院に誘導する形にならないよう、院長先生も気を付けているのでしょうね)

種明かしのように教えてもらい、「それなら乳腺クリニック→病院の連絡も円滑に進むだろうな」とホッとしたのを覚えています。

事実、この当日からスムーズさを知ることになりました。

D病院受診の希望日を告げ「ありがとうございました」と診察室を出ると、会計待ちのロビーで「予約取れましたよー」と院長先生の声が!

「予約が取れたら明日以降に連絡しますね」という話だったのに。。。
私が診察室を出て、すぐさまD病院に電話をしてくれたんだな。ありがたいなぁ。

スピーディな院長先生のおかげで、早々に次の段取りが決まったのでした。
実際に手術するD病院を初めて訪れるのは、この1週間後になります。

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