二度目の手術?「傷修正と追い脂肪注入」

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2022年5月に乳がん全摘+同時自家組織再建手術(腹直筋皮弁法)を終えました。
1ヶ月が経過した7月上旬のお話です。

この日はD病院の形成外科受診日。
再建した乳房の調子を診ていただきます。

基本的に順調

今日も穏やか、かつ頼りになる形成外科の担当医・F先生。
おかげさまで「全体的にみて順調」という言葉をいただきました。

予後よく退院したにもかかわらず、以降の無理がたたり苦しんだ6月中旬。。。
(頑張りすぎ。ダメ。ゼッタイ)

あれら手術痕の顛末があったので、先生の言葉にすごく安心したなぁ。

ちなみに、この時の再建した乳房の様子はですね。
「普通に胸がある」という所感です。

「このまま回復していけば、人前でささっと着替えるくらいは障りなくできそうだな」と思えました。

もちろんまだ手術痕やドレーンの痕があって見た目バイオレンスだし、体感的にもまったく通常モードではありません。

F先生曰く、「再建した乳房付近の腫れや痺れ、熱を持って硬く感じられる部分も、半年、1年半と過ぎていくうちに和らいでいく」ということでした。

それでも、あえて言うとしたら

乳房再建してもらうことで、術後の心的ダメージは最小限になりました。

だから、「これ以上言ったら罰あたるよなぁ」というのが正直な気持ちで、主観的に満足しています。

ただですね、乳房再建の情報収集でこちらのぞかれる方もいらっしゃるかと思うんです。

で、こういうのって当事者になり「どれだけ気になるか」は、ホント人それぞれですよね。
なので、できるだけ客観的な視点で書き残しておこうと思います。

もしも「ここが気になる」と挙げるとしたら、、、
乳房の上部分の肉付きかなと。

まっすぐ前を向いて立っている分には左右乳房のボリューム差はほとんどないのです。
ただデコルテの部分の肉付きが薄いんですね。

あれです、年を取ると痩せたり胸が垂れてきたりで、乳房の上部分が寂しくなる。
、、、いきなり志村けんのひとみばあちゃんが頭に浮かんできた。(わかる人がいてくれると信じてる!)

私はまんべんなく肉がついてるので(・・・)今のところそういう悩みはなく、それだけに左右比べた時やや気になりました。

とは言うものの、そんなところをじろじろ見る人はいないわけで。
「自分事としてよく見ると」、うっすら黒っぽくて気になる程度です。

そしてもう一つ。
乳首の方はですね、角度が真っすぐじゃなかった。

ブラをすると押される。
押されたら若干向きが変わる。(私の場合は脇側の上向きになる)
ブラを取ってしばらくすれば、気にならない程度には戻るんですけどね。

そう考えると、自家製の胸っていうのはすごいんだなー。
ある程度粗雑にあつかっても、柔軟性があって戻りますもんね。

この角度については、「気になるようなら曲がっている方向の反対側に力を加える形でテープを貼るといいですよ」ということでした。
(最初の頃は試しましたが、心底気になってるわけではないので、今はやっていません)

胸脇傷のケロイドのおかげで!

さて、そんなわけで再建した乳房に問題はないのですが、胸脇の手術痕には違和感があります。

お腹の傷は順調に戻る気がするのです。
が、胸脇の傷はね、、、ぷくっと盛り上がってるんですよね。

退院2週間の一番の辛い時期は去ったとはいえ、はっきりと膨らんでいるし、そこに下着が当たれば痛みもあります。

これはどうにかならないかなー、時間が経つとともに緩和されていくのかなー。
そういったことを、F先生にお聞きしてみたんですね。

すると「もう一度手術をして、傷を修正することができる」という回答が!

しかもですね。
「同時に、乳房再建でボリューム不足の部分に追加で脂肪を入れることができますよ」ということなんですよ。

ほんとに~~??
また茶柱立ったかな。

オンコタイプDX「45万円が無料になったお話」
2022年6月下旬。乳がん全摘+同時自家組織再建手術(腹直筋皮弁法)から1ヶ月。退院して初めての乳腺外科外来です。病理検査の結果を教えてもらいましたが、抗がん剤を使うかどうかは微妙なところ。そこで乳がん遺伝子検査を受けることになりました。

オンコタイプDXの検査が無料になる件に続いて、ラッキーが過ぎる。
逆に不安がよぎるよね。
(まぁこの予感は直後、病気に関係ないところで見事的中するんですけどね)

ともあれ、本当に嬉しい。
胸脇の傷の件がなければ、こういう話の流れにはなっていないと思うんですよ。

傷の痛みでのたうち回った甲斐があったというか。
苦しんだのは無駄じゃなかったというか。

悪夢を見なくなる

この日の帰り道は菜子さん会いました。
ママ友の中では一番に乳がん罹患を知らせた友人です。

周囲への乳がん報告と「疑似家族小説」
2022年4月。D病院からの入院日時確定連絡を待つばかりのこの頃。今々必要な人に乳がんの報告をしました。「疑似家族もの」好きの性質とこれまでの人生を照らし合わせた気づきや、今村翔吾、榎田尤利の「疑似家族小説」の面白さについて書いています。

お昼を一緒して色々なことを話しました。
近所住みだしずっとメールのやり取りをしていたけれど、会うのは3ヶ月ぶり。
術後に友達とごはん食べたのは初めてでしたね。

お仕事の関係でちょうど乳がん情報を収集していた菜子さん。
今回の手術の顛末を詳しく話したり、お互いの息子の近況を伝えあったり(菜子さんは今大学生の長男が0歳の頃からのママ友)、相変わらずジャンル問わず際限なく話しました。

F先生のありがたいご提案と、菜子さんとの楽しいおしゃべりのおかげかな。
この日を境に悪夢を見なくなったんです。

乳がん関連について、やっと心身が一段落したのはこの時だったように思います。

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