入院1日目①「センチネルリンパ節生検」

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2022年5月下旬。
3日前に受けた入院前PCR検査も問題なし。
ようやく入院日がやってきました。

3月下旬に入院予約をしてから2ヶ月です。
結構長かったよなぁ。でもそのおかげで、色々準備ができたな。

キャリーケースを引いてD病院へと向かいます。
10時の入院受付に合わせ家を出て、その前に氏神様にお参りしました。

いかな旅好きとはいえ、10日も家を空けることはそうそうありません。
ちょっと緊張してたかな。
いつもより長めに手を合わせたように思います。

病院ではスムーズに入院受付が済みました。
ちょうど10時だったので他にも入院する患者さんが何人かいらっしゃいました。

コロナ禍だったので、たとえ家族でも病室には入れないのですが、やはり病棟入口まで付き添いでくる方が多いですね。
患者さん一人につき2人付き添いがいるケースも見かけました。
まぁ私はもちろん単騎なんですけどね。

さて病棟へ到着すると、4人部屋の廊下側のエリアに案内されました。

一般的な広さで、個人スペースのカーテンを引いても特に圧迫感がきついということはありません。
窓際ではないですが、高層階なので光が差し込んで明るい雰囲気です。

ここで1/3ヶ月過ごすのか~。お世話になります。

痛くなかった「センチネルリンパ節生検」

「午前中は身長・体重を測り、センチネルリンパ節生検を受ける」と看護師さんから説明を受けました。

ていうか。まず。
体重が、、、体重が出がけに測ったより0.5㎏多いよね。。。
「もしかしてうちの体重計ちょっと具合悪いのでは?」と、大事の前の超小事が気がかりな私でした。

続いてセンチネルリンパ節生検です。

脇の下にあるリンパ節のうち、乳がんが最初に到達するのがセンチネルリンパ節。ここに転移がなければその先にも転移していないと考えられる。
(その場合は、リンパ節郭清のようなプラスの処置をしなくて済む)

つまり、転移の有無を調べるための生検です。

この検査ですごく覚えているのが、受ける前に病棟の看護師さんに「痛いですよ」「ギュッとつねられるような感じ」と教えてもらったこと。

そして実際に担当してくれた検査技師の方からも「痛いですから」「痛いですからね」と再三予告があったこと。。。

え、あれ?

こういう時って普通「痛くないですよ~」とか言って済ませるんじゃないの。子どもが騙し騙し注射打たれるみたいに。
こっちからは全然質問してないんですけど。

ここまで心の準備が必要なものなんだろうか。呑気な私にも勢い戦慄が走ります。センチネルリンパ、こりゃあ半端ねェぜ。

具体的には、まず乳輪近くに注射針を刺しました。
この時「刺す時より注射の中身を出す時の方が痛いです」と、駄目押しの忠告。

「まだ言うか」と思いながら、もう成すがままの私でした。

結論から言うとですね、耐えられない痛みではないですね。
乳がん再検査の時に受けた吸引式乳房組織生検(マンモトーム)の方がずっと苦手です。

「再検査当日に生検」というスピード展開
2022年2月、右乳房の再検査を受けました。この日は怒涛のスピードで展開で、マンモグラフィ、超音波だけでなく生検まで終わらせてくれました。本気を出した町のクリニックの素早い対応や、吸引式乳房組織生検(マンモトーム)を受けた時の感想です。

まぁ痛いは痛いんだけど、ざっくり例えると、マンモトームの方が50倍ぐらい痛かったし、恐怖感があった。(と、当時の走り書きに書いてある)

自分にとってはインフルエンザの予防接種に毛が生えた程度でした。

体験談を拝見すると確かに「すごく痛い」という方もいるので、人の感じ方って千差万別だなぁと思います。

そうして、注射した薬剤がセンチネルリンパ節に到達するのを待ちます。
(翌日の手術の際、これを目印にセンチネルリンパ節を摘出して転移の有無を調べる…らしい)

到達時間が10分で済む人もいれば、30分かかる人もいるとのこと。
その間痛みがずっと続くわけではありません。

注射で薬剤を入れた後に止血テープを貼り、MRI風の圧迫感ある機械の下に入ります。

すると、あたかもインディ・ジョーンズ「魔宮の伝説」のように機械の天井が下がってきます。
そうはいっても機械の閉塞感によるドキドキ感はなく、時間的にもたいして長引かず撮影終了。

覚悟しまくったわりに、あっけない幕切れでした。

場合によっては「対ショック・対閃光防御!」(→ゴーグルを着用)みたいに予告が必要なんでしょう。
でも逆に緊張する人もいるのでほどほどがいいと思う。。。そう思う。

センチネルリンパ節生検を受けた時の感想

センチネルリンパ節生検のおかげで

かつて乳がん手術の際は、転移を予防するために、もれなく腋窩リンパ節の郭清が行われていたと言います。

私の場合、入院前の検査で明らかな転移がなかったため、センチネルリンパ節生検を受けることになりました。

ただ20年前だったら転移を調べる術もなく、再発させないよう、念のため腋窩リンパ節郭清をする流れだったはずです。

センチネルリンパ節生検ができたおかげで、人によっては切除する部分が少なくなり、身体への負担を減らせるようになったのですね。

ありがたいなぁと、医療の進歩にしみじみ感謝です。

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