ビビり大騒ぎ「傷痕テープ貼り替え作業」

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明けましておめでとうございます!(あ、、、あ、、、今日は旧暦の新年だから、ほら)

Instagramの方から入ってきてくれている方はご存じかもしれませんが、現在仕事と勉強が忙しくて時間が割けずにおります。ご無沙汰してます。

今回は退院後の手術痕のケアについて書きますね。

2022年5月に乳がん全摘+同時自家組織再建手術(腹直筋皮弁法)を終えました。
ので、「乳がんを全摘した胸脇の傷」と「胸に詰めるためのお肉を取ったお腹の傷」、退院後はこの2か所をケアすることになります。

手術より緊張する?「テープの貼り替え」

しかし、、、切るとか、取るとか、腹から胸へとか、入れるとか、縫うとか、大分エクストリーム手術ですよね。
でも、頑張ってくれるのは先生や看護師さんでね。

一方の患者の方はというと麻酔吸う→一瞬で長時間の手術が終わっている、時をかけるBBA的な状態なので、手術自体そこまで恐れることではないのではないかと思うんですよ。
(だから私は入院中バカンス気分だった)

入院7日目②「病室で快適に過ごすために」
2022年5月下旬。乳がん全摘+同時自家組織再建手術(腹直筋皮弁法)から5日、その続きです。今回はこの頃の体調と病院の様子について、そして4人部屋で快適に過ごす工夫や、術後のシャンプー事情についてです。

ただ切ったからには回復していく過程の処置があります。
例えば退院後、手術痕の上のテープを自分で貼り替える作業、、、これ最初ビビったなぁ。

何がこわいって、「テープをはがす時に傷が開くのでは?」というドキドキ感が半端ない。
(実際には開かない。開くわけないんだけど、いらぬ想像力を掻き立てる)

ケガして絆創膏を貼った時、べったり貼りついた湿布を剥がす時、なかなか取れなくて難儀したことってありませんか?
でも絆創膏って傷の部分はパッドになっていて、貼りつけているのは痛くない部分の皮膚ですよね。

今回のテープの場合、傷をきれいに回復させる意味もあるから傷に直接貼ってあります。
だから、剥がす時のベリッは、いわば手術痕とテープのマリアージュなんですよ。
(お分かりいただけますか)

で、そのお二人の初めての共同作業を退院後1週間目くらいにやったわけです。
1週間貼ってるとお二人、もう絶対離れるかって風情で引っ付いてやがるんですよ。
(言ってるこっちも何がなんだか分からない)

この頃は家事や仕事で無理をし過ぎ寝込んだあたりなので、「体調悪い」「テープ剥がすのこわい」のダブル大変期でした。
ホントにね、、、「自分を過信しない方がいい」(by.御上先生)。

テープにまつわる「ビビりエピソード」

さてテープの貼り替えって具体的に何をするのかというとですね。

お腹を例にとると、おへその下30㎝くらいの垂直手術痕に4㎝くらいに切ったテープがほぼ隙間なしに貼ってある。
まず、それを一枚一枚剥がす。
そして同じように4㎝くらいにチョキチョキ切ったテープを傷の上に貼っていく。

(このテープはマイクロポアテープといいます。傷痕が安定するまで貼っておく茶色いテープ)

まぁ、これっぽっちのことなんですけど。
地味に大イベントでしたねー。
なぜか、、、

①そもそもまず剥がすのにビビる
絶対傷は開かないだろう。けど、傷に沿って貼り付けてある何枚ものテープを剥がすのに一定気合がいりました。

乳がん全摘&自家組織再建手術の傷痕のテープ貼り替えに超ビビる小心者

②剥がした後、洗うのもビビる
テープを剥がした後、傷や傷のすぐ近くに残るモロモロっとした粘着物を洗って取るんだけど、これも何げにやりにくい。どこまで強くこするのが正解かわからない。
(痒くなるので優しく、でもちゃんと洗った方がいいです)

③さらに汗だくすぎてビビる
この年の6月は既に真夏の気候だったので、お風呂から上がるとまた汗びっしょりなんですよ。
まぁ何なら自分、生まれた時から更年期みたいに汗っかきなんですけどね。
慣れない作業ということもあってか、「こんなに汗かく!?」ってほど汗だくでした。

で、濡れてるとテープって貼りつかないじゃないですか。
だから脱衣所で汗だくになりながら、傷口を拭ってテープを貼っていく。
まぁまぁ時間がかかります。

④傷痕にこんにちはしてビビる
あとはね~、貼り替えの時だけお目にかかるまだ見慣れない傷が痛々しくて、、、(痛い痛くないじゃなくて、痛々しい。すごい他人事感だけど)。
スプラッタとかゴア系を見られないタイプなので、観客としてもビビッてました。(だけど「チ。」は見る)

あ~、入院中は頼もしい先生や看護師さんがいて、何も心配することなかったなぁ。。。

こうしてお腹と胸脇の傷、2か所のテープを1週間に一度貼り直します。
期間は人によると思いますが、私の場合、D病院・形成外科のF先生から「長めに貼っておくときれいに仕上がる」と教えてもらったこともあり、結果的に8月末まで続けました。
つまり手術日から起算して3ヶ月くらいですね。

結構長いですよね。
ただずーっと大変だったかというと、そんなことはありません。

最後の方はもう熟練の職人みたいでしたね。
ぺろぺろ剥がしてさっさか貼って、大分スピーディにこなせるようになり、「人は慣れの生き物なのだなぁ」と再確認しました。何事も二度目以降はどんどんうまくなる。

おかげさまで、1年後、2年後の形成外科の検診で「きれいにくっついてますね」と言われて嬉しかったです。

2年半経った今、温泉好きの私がほぼ憂いなく旅に出ていることからも、現状お察しいただけるかと思います。

貼り替えのコツetc.

マイクロポアテープは結構な量を使います。
何しろ胸脇の傷が10㎝、お腹の傷が30㎝くらいありますから。

お風呂上りにハサミでテープを3㎝くらいの長さにチョキチョキ切る。どんどん切る。
たくさん切って、清潔な台にちょいちょいっとテープの端を貼っておいておく。
で、傷痕の上にどんどん貼っていきます。

私の場合暑いシーズンだったので汗だくでしたが、逆に冬場は寒くて大変かもしれません。慣れるまではまぁまぁ時間がかかるので。
脱衣所に小さなヒーター(冬)、小型の扇風機(夏)などがあると、焦らず風邪ひかずに作業できると思います。

それから、かぶれやすい方は注意した方がいいかなと。
私は特に敏感肌というわけではないのですが、テープがあたる場所や腹帯の当たっているキワの部分が痒かったなぁ。

この時は保湿クリーム+ステロイド(リンデロン)を塗って対応しました。
むずむずし出したら、早めに病院で相談することをおすすめします。

超!余談

この時使ったマイクロポアテープ。
余った分、何かに使えないかなぁと思ってたらですね。
ありましたよ!!

先日皮膚科の先生に爪割れについて相談したんですけれど。

(加齢のせいか、右の人差し指の爪だけがどうしても縦に割れてきてしまう時がある。一番使う指なので引っかかって割れがひどくなることもあり、ちょっと困っていた。「悪役令嬢転生おじさん」の屯田林氏にこわいくらい共感できる50代)

爪割れの時、先生はこのテープをくるくるっと指先に巻いてしまうんだそうです。
なるほど、それはいい!と思いました。

突如シニア向け耳より情報になってしまい恐縮ですが、今回こんな感じでおしまいです。
年寄り以外にも役に立つといいな。

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