2022年5月下旬。
乳がん全摘+同時自家組織再建手術(腹直筋皮弁法)から5日経過。その続きです。
病室でのQOLを上げる
病棟は6時起床ですが、4時頃になると同室の方がトイレに動き出すので大体この辺で目が覚めました。
起床時間前でも洗面所の電気を点ける方がいたり、突然荷物整理を始める方がいたりするので、6時まで眠れる感じではなかったかな。
4人部屋だから仕方ないですね。
ただちょっぴり個室が羨ましく感じる時もありました。
以前から書いていますが、耳栓はね、やっぱり必要。
(人によってはアイマスクも便利だと思います)
さらに私は持参した睡眠導入剤を半錠ずつ、看護師さんと相談しながら服用していました。
それでもやはり明け方物音がすれば目覚めます。
安眠対策として枕用フレグランスも使用していましたが、リラックスできておすすめです。
周囲の方が匂いに敏感という可能性もあるので、加減しながら使用できるといいですね。
そして眠るだけでなく昼も夜も概ねベッド生活。
なので、いくらバカンス的オタク生活が楽しくても身体に負荷がかかります。背中が痛くなってきます。
クッションがあると快適です。
電動リクライニングベッドの傾斜にプラスして首や背中を支えたり、腕の下等にちょっと入れたりすると、すごく楽でした。
私はインフレータブルクッション(息を吹き込み膨らませる)とトラベル用U字枕(機内で首にはめて使うタイプ)を持参。
これは「持ってきてよかった!」と思いました。
最後のドレーンが取れて身軽に
朝9時の巡回で担当医の先生がおっしゃるには、経過は順調とのこと。
お腹に一つだけ残っていた最後のドレーンもこの日の午前中に取れました。
ドレーンが取れれば(極端な話)退院できるので、「あぁ、一段落したな」という感じです。
付属品(?)が付いていると身動きしづらいので、どうしても身体が凝り固まります。
正直なところ、この頃はトイレでお尻拭くのも一苦労なくらい節々や筋肉が硬くなっていました。(ウォシュレットを発明してくれた人、ありがとう。。。)
この強張りも、ドレーンが抜けて格段に身動きがしやすくなったおかげで徐々に解消されていきます。
また、この日の夕方には退院後の下着についてレクチャーを受けました。
洗髪台でのシャンプーに奮闘
それでですね、この日は久々にシャンプーできました。
入院中のシャンプー事情ですが、術後はしばらくシャワーも浴びられないし頭も洗えません。
手術の前日(入院1日目)のシャワーが最後なので、かれこれ5日以上経っています。
でも、看護師さんが厚手のペーパーおしぼり(ほかほか)で身体を拭いてくれたし、特に気持ち悪い感じはありませんでした。
頭はやはりむずっとしますが、身体を拭き終わったタオルで頭皮をポンポンしてあげたり、スプレータイプのドライシャンプー(洗い流さないシャンプー)を使えば特に問題なかったですね。
で、この日ドレーンが取れたので、洗髪台でシャンプーが可能になったんですよ。
(シャワーは翌日から)
しかしこれね。ホント大変だった。
昔実家の洗面台にシャワーがついていて、(朝シャンが流行り出した頃に流行った。チャン…リン…シャン)これも一度試して「意味わかんねぇよ」と以降見向きもしなかった私です。
こんなまどろっこしいことするくらいなら、さっさと脱いで風呂場でシャワー使うわと。
この時も、防水のケープを首に巻いたけど、あまりケープの意味をなさない仕上がりでした。
ただでさえ自分不器用な上、ヨボヨボでカチカチに固まった翁になっているので、前傾姿勢で頭を洗面台に差し伸べて頭洗うのハードル高い。。。
身体を濡らすことができなくて、それでもシャンプーしたい方には必要だと思います。
でもあと1日の我慢ならドライシャンプーで良かったかなぁ。
ちなみに自宅用カラートリートメントをしている方はドライシャンプーを使う時、目の粗いクシがあると便利だと思います。
直接手を使うと、トリートメントが落ちてきて爪に入って黒くなりますので。。。
(私は5年以上前に白髪染めをやめて、ずっと家でカラートリートメントをしています。入院中の色落ち等についても、そのうち書けるといいな)
こうしてだんだんと自分でできることが多くなっていき、いよいよ退院が視野に入ってきました。