2022年5月下旬。
乳がん全摘+同時自家組織再建手術(腹直筋皮弁法)から5日が経ちました。
ニコイチかってくらい相性が良かった痛み止めの点滴とさよならしたのでね。
手術の傷は時々痛みます。
でも、寝てれば特に問題ありません。
うどんにかける一味や、爽やかに吹きすさぶ5月の突風でくしゃみが出そうな時だけ、対ショック対閃光防御な感じですかね。

入院中の仕事は難しいかも
この頃にはだいぶ気力が戻ってきて、夫以外の人ともあれこれメッセージのやり取りをしています。
馬山さんにふいに笑わされて腹傷に激震が走ったり、実家の家族が「退院したら肉送るから!」と鼻息荒かったり、ありがたいことです。
でも今見返してみると誤字脱字が恐ろしいほどですよ。
入院が決まり「PC持って入院中も仕事?」なんて考えたこともありましたが、私の場合は無理でしたね。
A乳腺クリニックの院長先生は「そういう人結構いますよ」とお話しされてました。
それは多分腹肉乳房再建でない方だと思います。
胸横や腹部の傷が痛くなかったとしても、見た目普通に過ごせていたとしても、術後の影響か薬のせいか頭の芯は通常モードではありません。
「細かなチェック業務や文章を推敲するような仕事はちょっと難しいのではないかな」というのが実感です。
超特急で退院?
この日の午前中、担当医の先生から「早ければ明々後日に退院できますよ」という言葉をいただきました。
明日、明後日あたりでリハビリしてみて順調なら可能とのこと。
え、早っ。
もしそうなら、9泊10日の入院となる。
何か、場合によっては2週間入院するというお話じゃなかったっけ。
予後良好なのはとても嬉しいですが俄かに焦ります。
何というか家に帰って家事とかできる気があまりしないんだけど。
横になって過ごすのが順当な感じがするんだけど(←出たよ、まだゴロゴロしてたいという本音)。
確かに昨日は歩くと言っても、点滴をセットできるガラガラスタンドという補助が必要だった。
今日はヨボヨボみが強いながらも自立して院内コンビニまで行きましたよ。そしてまたおやつ買ってますよ!
(お腹を縮めた状態で縫っているので、抜糸するまではまっすぐ立ちづらい)
手術の傷やドレーンを抜いた痕もあり、患者衣の下をちょろっとのぞいてみると結構壮絶ですが、痛いなと思ったり不安があったら、先生や看護師さんが丁寧に対応してくれて。
人が作ってくれたご飯食べちゃ寝て、サブスク動画見て電子書籍読んで、気が向いたら甘いもの買いに行って。
何だかんだでゆったり過ごせて、「もしかしてこれ、神さまがくれた休暇なのかなー」なんて思ってました。
退院したら厳しめの日々が始まることを、どこかで感じていたんでしょうね。
でもね、早く退院できそうで気乗りがしないなんてバチが当たるよ。
そんな風に思う入院環境を作ってくれたD病院にあらためて感謝しました。


こちらのエントリーに全く関係ないのですが。
11日12日(日)NHK Eテレ「クラシック音楽館」で、2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル【オール・ジョン・ウィリアムズ・プログラム】が放映されました。
放送後1週間はNHKプラスで見逃し配信しています。
もしご興味ありましたら✧