2022年5月下旬。
乳がん全摘+同時自家組織再建手術(腹直筋皮弁法)から9日経過です。
いよいよ退院の日がやってきました。
10泊11日の入院、最終日です。
D病院に感謝の気持ちをぶつける→お会計
最後の回診を終え、身支度を整え、退院前に「病院へのご意見」の用紙に思いの丈を全力でぶつけました。
高度な技術はもちろん、心に寄り添う対応が素晴らしかったこと。
医師、看護師をはじめとする全てのスタッフの皆さんに感謝しきりの10日間だったこと。
しっかり書いて、ボックスに入れます。
D病院は私にとってはとても良い病院ですが、他の患者さんの感想を見ると、やはりどうしてもさらなる要望・クレームが目について、「病院は大変だな」と思うことしきり。
だから、自分が退院する時は感謝まみれにしたためて提出しようと決めていたのです。
そうして最後にスタッフの皆さんや同室の方にご挨拶をして病棟を後にし、会計を済ませました。
乳がん治療にかかった費用についても追々掲載していくつもりですが、ひとまずこの時の金額を書きますね。
入院・手術費用等のざっくりした合計は、、、
233,000円です。
(3割負担。高額医療費制度を利用。あらかじめ限度額適用認定証を提示しています)
ちなみにブログでは便宜上「2022年5月です」と回顧していますが、実際は途中で6月に移っています。
↓こちらにも書いていますが、月をまたがずに入院する方はもう少しお安くなるかもしれないですね。
「こんなに色々やってもらって、この費用」と思うと、国民皆保険制度のありがたみを実感しますね。
10日ぶりの帰宅
帰り道も結局徒歩です。
「必ずタクシーを使いなさい」と口が酸っぱくなるほど言われていたけど、週末退院ということもあってロータリーには一台もタクシーがいなかったんですよ。
だから仕方ないよね!
そして氏神様で手を合わせ、道すがらちょっと買い物を。
前日の豪雨で神社はぬかるんでいましたが、とても気持ちの良い日でした。
この日は切ったお腹に、院内コンビニで買った腹帯をぎゅうぎゅう締めています。
また入院中は胸帯をお借りしていましたが、ゆるゆる(ヨレヨレ)のナイトブラを着けています。
もちろんはっきり違和感がありますが、お腹や胸が痛んで歩きにくい、、、ということはありません。
傷はしっかり固定した方が動きやすいんだなと再認識しました。
で、晴れ晴れとした気分で帰宅すると、言うことを聞かない私とキャスターが泥で汚れたトランクを見て、ため息をついた夫。
もう何も言わずトランクの拭き掃除をしてくれました。
しかし友人・馬山さんからのメッセージがね。
もう、わかってんな~という感じ。
35年つるんでいれば、相手の行動パターンも容易に察しがつくんですね。
(でもキャベツは買っていない。重いから)
私の場合、キャスター付きトランクを補助の杖にしながら、問題なく帰れました。
もちろん個人差のあることですが、お腹のお肉で乳房再建して1週間ちょっと経てば1kmくらいは歩ける人もいる、ということですね。
帰宅後の体調
痛み止めの点滴が終わった後一番痛んでいたお腹の傷は、しばらく前から落ち着いています。
むしろ痒みが出てきており、「治りかけなんだな」と感じました。
右胸脇の傷は、じっとしていれば痛まない程度。
右胸自体は、下半分の方が熱を持って硬くなっている感覚があります。
ただそれとは別に、なぜだか右胸の肋骨の辺りが痛みました。(手術直後もそんなことがありましたね)
あとは、胸横の傷にナイトブラがこすれて、ちょっと痛いなという感じ。
病院で処方してもらった痛み止めがあって助かりました。
この日は夫からのお達しで、ひたすら横になっていました。
作ってもらった夕食をありがたくいただき、スマホ、タブレットを見る生活です。
5日後に仕事復帰するので、それまではあまり無理しないよう、でも安静にし過ぎないように気をつけようと意識しました。
「直人がトリガーの頃の東リベ、最の高だよね、、、」とか思いながら。